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古書会館

夜中に嫌な夢を見た。時計を見ると3時半くらい。起きたその瞬間には夢か現かわからない程度に混乱し、心拍数が上がっていた。内容は2つ記憶に残っていて、ひとつは親に関わること、もうひとつは火災警報。そのとき、象徴界に戻る必要はないと判断したのだろうか、次に気がついたときには朝だった。

朝、喫茶店でモーニングしてから病院(診察)へ。2月にひょんなことからCT撮った時に後頭部と首の間の血管にしこりのような影が見えたため、2月から今月にかけてCT→MRI→CT(造影剤使用)と、計3回もたいそうな検査をした。最終的には血管に異常はなし。これで晴れて生命保険に加入できそう。

午後は買い物にお出かけ。まえにモモブックスでZINEを卸していた人が教えてくれた谷六の海外コミックス専門店と、東急ハンズでアクリルガッシュを買うのが目当てだったが、谷四から谷六へ向かう道中で「たにまち月一即売会」の暖簾を見かけたのでままよと吸い込まれた。神保町のそれもそうだけど、即売会は客層が少し偏っていて、在庫もそんな感じという印象が大きい。

今月は節制しなくてはいけなかったのに、現金で¥15,000くらいあったので、カフカ全集7『日記』とピケティ『21世紀の資本』を購入。前者は坂口恭平の影響に加えて、今の日記本の流れでずっと読みたかったもの。絶版とはいえ¥5,000は摑まされた感。どちらもすぐに読むわけではないが、手元に置いておきたい書籍だった。

即売会を後に向かった、海外コミックス専門店は時間制限付きのブックカフェで、思い描いていた書店ではなかった。どう捉えてもこちらが悪いのであるが、あまり感動はなかった。ファストフードの居心地の悪さ程タチが悪いわけではないが、時間制約を宣言されると有限を実感する。これが嫌いなのだろうが、ピロシキを食べて、マルク・アントワーニュ=マチュー『3秒』を流し読みして足早に店を出て、心斎橋パルコへ向かった。東急ハンズではリキテックスのカドミウムオレンジとブライトアクアグリーンを買って、鞄の中はすでにパンパン。生地が薄く中身がスケスケなので、中の書籍タイトルが外に向いてると少し小っ恥ずかしいので歩きながら配置し直したりした。

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